朝、アラームの音に急かされて目覚め、脱衣所へ向かうと、昨晩乾かし忘れたバスマットが湿っている。それだけで少し気持ちが沈んでしまうことはありませんか。さらに、バスタブに薄く残った湯垢に気づくと、「夜、洗う時間がなかったんだっけ…」と、昨日の疲れが蘇ってくるようです。限られた朝の時間は一分一秒が惜しく、本格的な掃除などとてもできません。
そんなバタバタした朝を少しでも穏やかに過ごすために、お風呂場の汚れを溜めない習慣を始めてみませんか。実は、お風呂場の汚れは、入浴直後、まだ浴室が温かく、汚れが乾燥して固まる前が最も落としやすいタイミングなのです。とはいえ、夜にしっかり掃除をする気力がないこともよく理解できます。
そこで私たちが推奨するのは、最後に入浴した人が、浴槽のお湯を抜く際に、シャワーの温水で壁や床をサッと流すだけの手法です。これなら、洗剤を使ってこする必要もなく、1分もかかりません。湯垢や石鹸カスは、温水で流すだけでもかなりの割合が除去できます。その後に、冷水を全体に数秒かけることで、浴室内の温度を下げ、カビの繁殖を防ぐ効果も期待できます。
この「温水で流して、冷水で締める」という、わずか数十秒の習慣を続けるだけで、週末にまとめて行うゴシゴシ洗いの時間が劇的に短くなります。朝の湿ったバスマットにため息をつくことも、洗剤の泡と格闘する時間も減り、浴室の壁にうっすらとピンク色の汚れが見える頻度も下がるはずです。日々の小さな積み重ねが、結果として家事の総時間を減らし、皆様の心に「今日も一日、頑張れそう」という小さな余裕を生み出すことを願っています。


