新しい期が始まり、張り切って駆け抜けた4月。ふと気づけば、カレンダーはゴールデンウィークに突入。本来なら心躍る時期ですが、朝、ベッドから起き上がるのが辛かったり、会社へ向かう足取りが重かったり…。それは、慣れない環境で張り詰めていた糸が切れ、心身の疲れが一気に噴き出す「五月病」の前兆かもしれません。仕事も家事も完璧にこなそうとする真面目な人ほど、この時期に不調を感じやすいものです。
この「なんとなくの不調」を感じたら、無理に自分を奮い立たせるのではなく、まずは家事のハードルを「これ以上下がらない」というレベルまで下げてみませんか。
例えば、夕食は栄養バランスを気にするのを一度やめ、惣菜やレトルト、あるいは外食に頼ることを自分に許可します。食器洗いが負担なら、潔く紙皿を使う日があっても良いのです。洗濯も、毎日洗うのをやめ、下着や靴下など最低限必要なものだけを洗い、他は週後半に回します。掃除にいたっては、「死なない程度に散らかっていても良い」と割り切り、視界に入る大きなゴミを拾う程度にとどめます。
「家事をサボる」ことに罪悪感を覚える必要はありません。今は、何よりも皆様自身の心と体の回復が最優先です。家事の手を抜くことで生まれた時間は、好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に浸かったり、ただぼーっとしたりするために使いましょう。
そうして自分自身を労わる時間を持つことで、心に少しずつ栄養が溜まり、重かった体が軽くなっていくのを感じるはずです。焦らず、ゆっくりと。小さな「家事のサボり」が、皆様の心を守り、五月病という大きな波を乗り越えるための、優しくも確実な一歩となることを願っています。


